Pythonの代入演算子は、値を変数に割り当てるために使用される演算子です。
基本的な代入演算子は=
ですが、他にも値を操作して代入する複合代入演算子があります。
基本の代入演算子
=: 右側の式の評価結果を左側の変数に代入します。
x = 10
複合代入演算子
複合代入演算子は、ある操作(加算、減算、乗算など)を行った結果を変数に代入する際に便利です。
これにより、コードが簡潔になります。
+=: 加算した結果を代入します。
x = 5
x += 3 # x = x + 3 と同じ。結果としてxは8になる。
-=: 減算した結果を代入します。
x = 5
x -= 2 # x = x - 2 と同じ。結果としてxは3になる。
*=: 乗算した結果を代入します。
x = 5
x *= 3 # x = x * 3 と同じ。結果としてxは15になる。
/=: 除算した結果を代入します(結果は浮動小数点数)。
x = 5
x /= 2 # x = x / 2 と同じ。結果としてxは2.5になる。
%=: 剰余(モジュロ)演算の結果を代入します。
x = 8
x %= 3 # x = x % 3 と同じ。結果としてxは2になる。
**=: 累乗の結果を代入します。
x = 4
x **= 2 # x = x ** 2 と同じ。結果としてxは16になる。
//=: 整数除算の結果を代入します。
x = 5
x //= 2 # x = x // 2 と同じ。結果としてxは2になる(小数点以下切り捨て)。
これらの代入演算子は、特にループ内や数値を順次更新する場合などに、コードをより読みやすく簡潔に保つのに役立ちます。