Power AutomateでSharePointと連携するフローを作成します。
SharePointのドキュメントに保存されているExcel (online)のデータが更新されたらメールを送信するフローを作成します。
SharePointのデータ準備
1.SharePointを起動させる。
ブラウザでMicrosoft 365にサインインしてください。ホーム画面のアプリ起動ツールにSharePointがあるのでクリックしてください。
(サイトは既に作成されているものとします。)
アプリ起動ツール一覧にSharePointが無い場合、「その他のアプリ」の中からSharePointを起動してください。
SharePoint起動時にサインインを求められる場合があります。
サインインをしてください。「サインイン」をクリックします
サインイン状態を維持してください。「はい」をクリックします。
SharePointのサイトに移動し「ドキュメント」をクリックします。
ドキュメント画面になります。ここに新しいフォルダを作成します。
「+新規」をクリックしその中のフォルダーをクリックします。
フォルダー作成のモーダルウィンドウが表示されます。
名前にフォルダ名とフォルダーの色を指定して「作成」ボタンをクリックします。
作成するとドキュメントにフォルダが表示されます。クリック又はダブルクリックでフォルダの中に入ります。
新しく作成されたフォルダにはファイルが何もありません。「+新規」をクリックしてExcelブックを作成します。
「Excel ブック」をクリックします。
webブラウザに新しいbookが表示されます。
テーブルデータを作成するのでセル「B2」にここでは「番号」と入力します。「C3」に「作成」と入力してください。(テーブル作れる方はオリジナルで作成してみてください)
リボンの「挿入」タブから「表」ボタンをクリックし、テーブルを選択します。
テーブル作成のモーダルウィンドウが表示されます。
先頭行をテーブルの見出しとして使用するにチェックをいれて「OK」ボタンをクリックします。
テーブルが作成されているのを確認してからセルB3に「1」を入力してC3に「山田」と入力します。「X」で閉じます。
SharePointに戻って作成した「Book.xlsx」の名前を変更します。
この「Book.xlsx」はPower Automateで使用するので分かりやすい名前に変更してください。
Power Automateでフロー作成
Power Automateを起動させます。ホーム画面のアプリ起動ツールにPower Automateがあるのでクリックしてください。
起動するとサインインを求められる場合があるのでその場合はサインインをしてください。
パスワードも求められます。パスワードを入力してサインインしてください。
サインインの状態を維持するために「はい」を選択してください。
Power Automateのダッシュボード画面が表示されます。
作成をクリックします。
インスタントクラウドフローをクリックしてください。
フロー作成のダイアログが表示されます。
フロー名とトリガー方法を選択する部分があり、ここではフロー名を「manual」と入力して「モバイルのフローボタン」を選択して「作成」ボタンをクリックします。
デザイナーに「フローを手動でトリガーする」が表示されています。「フローを手動でトリガーする」をクリックします。
「パラメーター」の中の「+入力の追加」をクリックします。
ユーザー入力の種類の選択で「テキスト」をクリックします。
「入力」の部分を「name」に書き直して、「入力を指定してください」の部分を「名前を入力してください」
次にデザイナーの「+」ボタンをクリックし、「アクションの追加」をクリックします。
アクションの追加で「Excel Online(Business)」をクリックします。
「Excel Online(Business)」の中の行の取得をクリックします。
「行の取得」の中のパラメーターでSharePointで保存したExcelを設定します。テーブルのキー列は番号を入れてください。
キー値には番号で入力された値を入れます。
この値は例えばキー値が「1」の場合はテーブルの番号の1の部分の行を取得することができます。「1」と同じ行の「山田」が取得できます。
「行の取得」の設定が完了したらデザイナーに戻り、「+」ボタンをクリックして「アクションの追加」をクリックします。
アクションの追加で「Control」をクリックします。
「条件」をクリックします。
「値を選択してください」をクリックすると稲妻マーク(動的なコンテンツ)をクリックします。
「動的なコンテンツ」のモーダルが表示され「行の取得」の中の「作成」をクリックします。
次に「is equal to」になっているか確認し右側の欄に「山田」と入力します。
デザイナー画面に戻り条件の中のTrueの「+」の「アクションの追加」をクリックします。
アクションの追加の中の「通知」をクリックします。
通知の中の「メール通知を受け取る」をクリックします。
パラメーターの中の件名の入力欄をクリックします。
稲妻のマークをクリックすると下図のようにモーダルが表示されるので「行の取得」の「作成」をクリックします。
クリックが完了したら件名に続きで「さんが作成欄に載りました。」と入力してください。
次に本文の入力欄をクリックして、稲妻マークをクリックします。
「フローを手動でトリガーする」の横の「表示数を増やす」をクリックします。
「フローを手動でトリガーする」の中の「name」をクリックします。
以下のように文章を作っていきます。
作成終わりましたら「フローチェッカー」をクリックしてエラー、警告がないのを確認します。
「保存」をクリックします。
保存が完了すると「テスト」を実行します。
フローのテストで「手動」をクリックして「テスト」をクリックします。
そのまま「続行」をクリックします。
次に「name」の入力欄に文字を入力します。ここでは「test」と入力していますが、好きな名前を入力してください。
入力が終わったら「フローの実行」をクリック
「完了」をクリックします。
しばらくするとoutlookにメールが届きます。
以上でSharePointとのフロー連携が完了しました。ここからアレンジをしていくとSharePoint内でのデータ更新をトリガーにしたりできます。