Excelのマクロとは

投稿日: 2024年5月12日

Excelのマクロとは、Microsoft Excelで繰り返し行う操作を自動化するための機能です。マクロを使うと、ユーザーは一連の手作業を自動的に実行することができ、作業の効率化やエラーの防止に役立ちます。

マクロの基本

  • VBA (Visual Basic for Applications): マクロはVBAというプログラミング言語で書かれます。VBAはExcel内で動作し、セルの値を変更したり、グラフを作成したり、他のアプリケーションと連携したりすることができます。
  • 記録と編集: Excelには「マクロの記録」機能があり、ユーザーが行う操作をそのまま記録してマクロとして保存できます。記録されたマクロはVBAコードとして表示され、必要に応じて編集することも可能です。

マクロの利点

  1. 作業の自動化: 繰り返し行う定型作業を自動化できるため、手間を省くことができます。
  2. エラーの削減: 手動入力によるミスを防ぐことができ、作業の精度が向上します。
  3. 時間の節約: 手動で行うよりも迅速に作業を終えることができるため、時間を有効に活用できます。

マクロを使う準備

Excelを起動させます。
Excelのファイルをクリック

画面下のオプションをクリック

リボンのユーザー設定から右側の開発のチェックボックスにチェックをいれます。
OKボタンをクリックします。

リボンに開発タブが表示されれば完了です。

これでマクロを作成する準備ができました。

マクロの記録

マクロの記録は、Excel内で行う操作をそのまま記録し、自動化された手順として保存する機能です。マクロの記録には以下のような特徴があります。

マクロの記録の特徴

  1. 操作の自動記録:
    • ユーザーがExcelで行った操作を逐一記録します。たとえば、セルにデータを入力したり、セルの書式設定を変更したりする操作が記録されます。
  2. VBAコードの生成:
    • 記録された操作はVBA(Visual Basic for Applications)コードとして保存されます。このコードは、記録された操作を再現するために使用されます。
  3. 使いやすさ:
    • プログラミングの知識がなくても、マクロの記録機能を使って簡単にマクロを作成できます。操作をそのまま記録するだけなので、初心者でも取り組みやすいです。
  4. 編集可能:
    • 記録されたマクロは、後でVBAエディターを使って編集することができます。これにより、記録されたマクロに細かな修正や追加の機能を加えることが可能です。
  5. 繰り返し実行:
    • 記録されたマクロは、何度でも繰り返し実行することができます。これにより、定型的な作業を効率的に行うことができます。

マクロの記録の手順

Excelの「開発」タブをクリックし、「マクロの記録」ボタンを押します。

マクロの名前や保存場所、ショートカットキーを設定するダイアログボックスが表示されます。
OKボタンをクリックすると記録が開始されます。

記録が開始されたら、記録したい操作を通常通りに行います。例えば、セルにデータを入力したり、セルの書式を変更したりします。

操作が完了したら、「開発」タブに戻り、「記録終了」ボタンを押して記録を停止します。これで、操作がマクロとして保存されます。

以上でマクロの記録ができます。

記録したマクロの再生

記録したマクロを実行する手順は非常に簡単です。以下に、Excelで記録したマクロを実行する具体的な手順を示します。

「開発」タブ内の「マクロ」ボタンをクリックします。
これにより、「マクロ」ダイアログボックスが表示されます。

「マクロ名」のリストから、実行したいマクロ(例: Macro1)を選択します。
「マクロ」ダイアログボックスの右側にある「実行」ボタンをクリックします。

記録したマクロが実行されます。

以上でマクロの再生になります。

ショートカットキーを使ってマクロを実行する

まず、マクロにショートカットキーの設定をする必要があります。
「開発」タブ内の「マクロ」ボタンをクリックします。
これにより、「マクロ」ダイアログボックスが表示されます。

「マクロ名」のリストから、実行したいマクロ(例: Macro1)を選択します。
「マクロ」ダイアログボックスの右側にある「オプション」ボタンをクリックします。

「マクロ オプション」ダイアログボックスが開きますCtrlのテキストボックスをクリックします。

キーボードでShift+Eをたたくとショートカットキーが設定されます。OKボタンを押せばショートカットキーが設定されます。

ショートカットキーを使ってマクロを実行する

記録時に「Ctrl+Shift+E」をショートカットキーとして設定した場合「Ctrl+Shift+E」キーを押すとマクロが即座に実行されます。

ボタンにしてマクロを実行する

図形を作成し右クリックで「マクロの登録」をクリックします。

「マクロの登録」ダイアログボックスが開きます。
ボタンに組み込みたいマクロをクリックしOKボタンをクリックします。

Excelの画像をクリックするとマクロが実行するようになります。

これらの手順を通じて、Excelで記録したマクロを簡単に実行することができます。マクロの実行により、繰り返し行う作業を効率化し、時間を節約することができます。

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